教育理念

暁学園教育理念と教育目標

  • 暁の誕生と教育目標
  • 暁の誕生と教育目標
1.基本的生活習慣の確立を図り、遊び・係の仕事等を通し、協調性・社会性の芽生えを促す。
  • 年々就園年齢の低下により躾など家庭教育と重複する部分の拡大傾向が見られる。家庭と連携を密にしながら家族的雰囲気の中で効果的に保育を実践する。
  • 遊びは社会の縮図である。一つのルールにより、他を認め、自己を表現することを知り、友達と関わる事の楽しさを体得させる。
  • 係等の仕事を通し、「奉仕の心」を感知させる。
2.運動面の充実と豊かな情操面の育成により、調和ある心身の発達を促す。
  • 日々の遊び・給食指導などにより、健康な身体の発育を目指す。
  • 色々な場面、友達との関わりにおいて「優しい心」「思いやりの心」「頑張る心」「考える心」など、感性豊かな心が育成される様指導する。
  • 良い事・悪い事の判断ができるよう指導する。
  • 優れた絵本の読み聞かせの反復により、豊かな心情を養う。
  • 毛筆習字の学習により、冷静沈着な心の育成を目指す。
3.自然や環境に興味関心を持ち、それを愛し、大切にする心を育む。
  • 地方の子供は都会の子供に比べると、自然に対する興味関心が希薄であると言われる。これは私共大人、保育者の責任でもある。綺麗な花木に心惹かれ、感動する心を伝え、そのことから自然愛の心を育む。
  • 物を大切にする心、綺麗な生活環境を保持する心を育む。
4.人の話をよく聞き理解し、正しい言葉で自分の思っている事を伝える。挨拶がきちんと出来るなど、豊かな言語生活の育成に努める。
  • 話をする時は、大きな声ではっきり話すよう指導する。
  • 話を聞く時は、話す人の目・顔を見、最後まで集中して聞く事を指導する。
  • 正しい発音、正しい言葉使いなど、言語指導にも配慮する。
  • あかつきの挨拶三則
1.目と目をあわせ 2.正しい姿勢で 3.大きな声、笑顔で

園長が率先して朝の挨拶(7:30~9:30)をピロティーで全園児に実施している。「先生おはようございます。皆さんおはようございます。」の元気な子供達の声で暁の一日がスタート。実に爽やかな光景である。この波及効果として、父母間においても、ごく自然に挨拶が交わされるようになったのは、実に微笑ましい限りである。

5.文字・数に対する興味を適切にとらえ、知的分野においても効果的指導を加える。

4歳児前後を契機として、文字に対する興味は著しいものがある。興味を示した時に適切な指導を加える事が、その教育効果に大きく関わる。

・鉛筆の持ち方を正しく

不自然な執筆法をしている小学生を沢山目にする。これはこの期の適切な指導を欠いた事に原因する。不自然な執筆法は書く速度も著しく遅いものであるし、美しい形の字を書くことも出来ない。

・筆記用具は右手で

1クラス中、2~3名は左手で鉛筆を持っている子がいる。「一」の線は筋肉運動など、物理的にも左から右へと進む。文字は右手でいた方がより自然であると言える。

・正しいひらがなの形を

毛筆の書を教材とし、とめ、はねなどを指導する。

  • 鏡文字になる傾向があるが、それを正しいものに指導する。
  • 5歳児で50音の全てを教えたい

保育の中に計画的、系統的に50音を取り入れ、卒園するまでに全てが読み・書き出来るようにする。

6.個性豊かな子、創造性豊かな子の育成を図る

あらゆる方法により、子供達は自己を表現しようとする。その中に見え隠れする個性を看過することなく、それを助長するよう努める。そしてこの様な個を大事にする取り組みから、個性豊かな・創造性豊かな子供達を育成出来るものと確信する。

7.教育の最終目的は責任ある一人の社会人

卒園を機に、園との関係がぷっつりと切れてしまうのが一般的な形であるが、当園では卒園後のケアとして書道教室があり、数多くの卒園生が学習している。技術の向上はもちろんであるが、その繋がりを通し進路指導・人間の生き方を説く人間塾・人生塾的役割を果たす。幼児教育のみならず「一人の責任ある社会人の育成」、これが暁学園の教育の大流でもある。